【6月4日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2018)は3日、アラバマ州ショール・クリーク(Shoal Creek)のショール・クリークGC(Shoal Creek Golf Course)で最終日が行われ、タイのアリヤ・ジュタヌガーン(Ariya Jutanugarn)が金孝周(Hyo Joo Kim、キム・ヒョージュ、韓国)とのプレーオフを制し、メジャー通算2勝目を挙げた。

 ジュタヌガーンは最終日前半の時点で後続に7打差をつけていたが、そこからバックナインで急失速してこの日は1オーバー。通算11アンダーとして金孝周とのプレーオフに持ち込まれた。

 それでも両者プレーオフの3ホール目をパーセーブで終え、18番に戻って行われた4ホール目、ジュタヌガーンは絶妙なバンカーショットでピンそばにつけると、パーパットを流し込み、タイ出身選手としては初となる全米女子オープン制覇を果たした。

 今季2勝目、そして2016年の全英リコー女子オープン(RICOH Women's British Open 2016)に続くメジャー2勝目を挙げたジュタヌガーンは「最高の気分です。とてもうれしいです。大会優勝者の一人として名を連ねることができて、とても光栄です」と話した。

「7打のリードがあったのに、そこからプレーオフに持ち込まれたのは想定外でしたが、プレーオフに残れたらとにかく自分の最高のショットを続けようと思っていました。バックナインでは集中しきれていない感覚がありました。最後にもう一度、優勝のチャンスが巡ってきたという気持ちでいました。バンカーショットの自信もつきました」

 金孝周は最終日にスコアを5ストローク伸ばし、プレーオフにもつれ込む接戦を演じると、優勝を決めるロングパットのチャンスが2本あったが沈めることができなかった。金孝周は「首位とはかなり差がある状態で出たので、正直に言ってここまで来れるとは思っていませんでした」と話した。(c)AFP