【6月2日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ザ・メモリアルトーナメント(The Memorial Tournament 2018)は1日、オハイオ州ダブリン(Dublin)のミュアフィールド・ビレッジGC(Muirfield Village GC)で2日目が行われ、米国のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)が通算5アンダーの24位タイに浮上した。世界ランク10位の松山英樹(Hideki Matsuyama)は同8アンダーで4位タイに後退し、ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann、チリ)とカイル・スタンリー(Kyle Stanley、米国)が同11アンダーでトップタイにつけている。

 同コースで通算3度の優勝を誇るウッズは、最初のホールで3パットを要したものの、3番から9番では合計4バーディーを記録し、この時点で3アンダーまで挽回。さらにパー5の11番では、97ヤードを残した第3打のウエッジショットをピンから約2メートル後方に落とし、そのまま打球がバックスピンでカップに吸い込まれると、ファンからは大きな歓声が上がった。

 ウッズは「ピンまで97ヤードあれば、通常なら60度のサンドウエッジを使うけれど、旗の後ろは完璧な傾斜だったから、56度のクラブで15ヤードくらい打ち上げた。打球は少しつまった感じになった。とにかく完璧に転がってくれた」とコメント。しかし、その後は悪天候による中断で勢いはそがれることになってしまった。

 一方、19歳のニーマンには不安要素はなく、この日は4アンダー「68」を記録して首位をキープ。スタンレーは合計8バーディーを記録するなど、6アンダー「66」でスコアを伸ばしてトップに並んだ。2打差の3位には2日目を5アンダー「67」でまとめた韓国のアン・ビョンフン(Byeong-Hun An)が続いている。

 松山と並ぶ4位タイグループには、元世界1位でメモリアルトーナメントでは優勝経験がないジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)のほか、ウェズリー・ブライアン(Wesley Bryan)、J・B・ホームズ(J.B. Holmes)、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)の米国勢がつけた。

 2日目のラウンドで松山が1アンダー「71」を記録したのに対し、オハイオ州在住で同コースのメンバーでもあるデイは、4アンダー「68」でホールアウトした。(c)AFP/Bernie McGuire