【6月1日 AFP】スポーツ仲裁裁判所(CAS)は31日、ドーピングの陽性反応で2008年北京五輪の陸上男子400メートルリレーでの金メダルを剥奪された、ジャマイカのネスタ・カーター(Nesta Carter)の異議申し立てを棄却したと発表した。

 ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏らとともに金メダルを手にしたカーターは、国際オリンピック委員会(IOC)が過去にさかのぼって行ったドーピング再検査で、禁止薬物メチルヘキサンアミン(methylhexaneamine)が検出されたため、同五輪で失格となっていた。

 昨年、カーターはIOCの決定を覆そうと異議を申し立てたがCASがこれを棄却したため、ボルト氏の五輪での通算金メダル獲得数は8個で確定となった。(c)AFP