【6月13日 AFP】(写真追加)フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は5月31日、存続の危機にさらされている遺産を修復する基金を集めるため、新たな宝くじを発行すると明らかにした。ブルターニュ(Brittany)の島に造られた要塞、リヨン(Lyon)近郊にあるローマ時代の水道橋、インド洋(Indian Ocean)上のフランス海外県マヨット(Mayotte)島の使われなくなった製糖工場などが対象となる。

 宝くじは、英国の「文化遺産宝くじ基金(HLF)」を参考に導入されるもので、9月から発行を始める。1500万~2000万ユーロ(約19億~25億円)の収益を見込んでいる。歴史、宗教、建築、文化上重要で、存続の危機にさらされている場所18か所が宝くじによる基金での保護対象となる。(c)AFP/Laurence BENHAMOU