【6月1日 AFP】17-18NBAファイナル(7回戦制)は31日、米カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)で開幕し、ゴールデンステイト・ウォリーズ(Golden State Warriors)がオーバータイムの末に124-114でクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)とのシリーズ初戦を制した。キャバリアーズはレブロン・ジェームズ(LeBron James)がプレーオフではキャリアハイとなる51得点を記録したものの、黒星スタートとなった。

 ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)が29得点、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が26得点でチームをけん引すると、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)が24得点、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が13得点、11リバウンド、9アシスト、5スティール、2ブロックでチームの勝利に貢献した。

 2015年と2017年に優勝しているウォリアーズと、2016年にタイトルを獲得したキャバリアーズが4季連続で顔を合わせることになった今年のファイナル第1戦は、延長戦の終盤にグリーンとキャバリアーズのトリスタン・トンプソン(Tristan Thompson)が小競り合いを起こすなど、遺恨を残すような展開となった。

 第4クオーターにはシーズン最優秀選手(MVP)に通算4度選出されているジェームズのレイアップ、ダンクシュート、3ポイントプレーなどで、キャバリアーズがウォリアーズを圧倒し、試合時間残り50.8秒で104-102とリードを奪取した。

 その直後にはデュラントがジェームズへのチャージングを取られたものの、ビデオ判定ではジェームズのファウルと判定が覆り、デュラントが2本のフリースローを決めて104-104の同点となった。

 ジェームズがインサイドに立ちふさがる中、試合時間残り23.5秒で、ウォリアーズはカリーがレイアップを決めた際にケビン・ラブ(Kevin Love)のファウルを誘発し、フリースロー1本を沈めて107-106と逆転。キャバリアーズもジョージ・ヒル(George Hill)がファウルされ、同4.7秒で1本目のフリースローを入れて同点に追いついたが、2本目を外して試合は延長戦に突入した。

 ウォリアーズはオーバータイム開始から連続9得点を記録して5分間の延長戦を支配。さらにトンプソンの3ポイントシュート2本やデュラントの得点などでキャバリアーズを一気に突き放した。終了間際にはトンプソンがファウルを取られると、さようならと言わんばかりに手を振ったグリーンの顔面にボールを当てて小競り合いが勃発。二人を引き離そうと選手が入り乱れる中、トンプソンは退場となり、試合は一触即発の雰囲気となった。

 3日のシリーズ第2戦は、引き続きオークランドで行われる。(c)AFP/Jim SLATER