【5月31日 AFP】イスラエルは29日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)から迫撃砲やロケット砲が撃ち込まれたと発表した。イスラエル軍は報復として同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)などの拠点を空爆。2014年のイスラエルとハマスの大規模戦闘以降で最悪の衝突となった。国連安全保障理事会(UN Security Council)は米政府の要請を受けて30日に緊急会合を開く。

 過去数週間、イスラエルとガザ地区との境界沿いでは衝突が激化し、多数の死者が出ている。

 29日の攻撃では、ハマスとガザの武装勢力「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」が異例の共同声明を出し、イスラエルが拠点を攻撃したことへの報復として実行したと認めた。イスラム聖戦はイスラエル軍が27日に行った攻撃で戦闘員3人が死亡し、報復を誓っていた。

 イスラエル軍によると、ガザ地区からの29日の攻撃で同軍の兵士3人が負傷した。

 米国のニッキー・ヘイリー(Nikki Haley)国連大使は「パレスチナの過激派によって、迫撃砲が幼稚園を含む民間インフラに撃ち込まれた」と非難。「安全保障理事会はイスラエルの罪のない民間人を標的とした新たな攻撃に怒りを示し、対応すべきだ」と訴えた。

 映像前半はガザ地区のガザ市(Gaza City)で実施された空爆。30日撮影。後半は、イスラエル軍が公開したガザ地区にあるハマスの拠点を標的にした同国軍の空爆とされる映像。29~30日撮影、場所は不明。(c)AFP