【5月30日 CNS】中国・雲南省(Yunnan)シーサンパンナ・タイ族自治州(Xishuangbanna)の森林公安局は、茶の木を植えるため易武(Yiwu)州自然保護区の木を伐採したとして、地元村民の李(仮名)容疑者を逮捕したと発表した。

 今年3月、同州森林公安局・易武派出所の警官が自然保護区の巡回中、広い面積の森林が伐採され、茶畑になっているのを発見した。

 近年、プーアル茶の価格が高騰していることから、李容疑者は勝手に自然保護区内を切り開き、約7ヘクタールの土地を茶畑にしていた。2018年に易武地区の年月を経た樹木から収穫された茶葉の価格は、1キロ4000~5200元(約6万8000~8万8000円)、若木から収穫されたものでも1キロ500~600元(約8400~1万円)になる。

 李容疑者は、茶の成長を促すため、周囲の木々を伐採し地面を耕していた。自然保護区の監視員が何度か李容疑者の自宅を訪れ、こうした行為をやめるように注意していたが、李容疑者は大声で怒鳴るなどして取り合わなかった。(c)CNS/JCM/AFPBB News