【5月29日 AFP】モザンビーク北部の村で先週末、子どもを含む10人が首を切断され殺害された。イスラム過激派による犯行とみられるという。現地の情報筋が29日、明らかにした。

 事件はカボデルガド(Cabo Delgado)州パルマ(Palma)に程近いモンジャーネ(Monjane)村で発生。

 当局者はAFPに対し、「この悲劇についての報告を受けた」と説明。現地の住民も10人の殺害について認めており、イスラム過激派による犯行だと非難した。

 昨年10月以降、同州ではイスラム過激派の犯行とされる攻撃が相次いでいる。

 報復を恐れて匿名で取材に応じた住民の一人によれば、犠牲者の一人はモンジャーネ村の指導者だという。

 この住民はさらに、10月にモシンボア・ダ・プライア(Mocimboa da Praia)町の治安施設に対して攻撃を仕掛けたとされるイスラム系武装勢力に言及し、「この指導者は、森にいるシェバブ(Al-Shabaab)の居所について警察に情報を提供したため標的となった」と話した。(c)AFP