【5月29日 AFP】17-18NBAは28日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第7戦が行われ、昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が101-92でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)を退け、シリーズ戦績を4勝3敗として4季連続のファイナル進出を果たした。

 ウォリアーズは27得点を記録したステフェン・カリー(Stephen Curry)を軸に後半に激しく追い上げたほか、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が34得点の活躍をみせ、レブロン・ジェームズ(LeBron James)を擁するクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)と再びリーグの頂点を争うことになった。NBAファイナルが4季連続で同じカードとなるのは、史上初となる。

 この日のウォリアーズは前半に調子が上がらず、43-54とリードを許して後半へ折り返した。しかし、今プレーオフでの戦い方と同じように、第3クオーターで一気にギアを上げると、カリーとデュラントの3ポイントシュートがさく裂して試合を接戦に持ち込んだ。

 カリーは「バスケットボールは48分間の試合だ。僕らがどれほど調子が悪く、シュートでミスを連発しようとも、流れを変える時間は常に残されている。後半は信じられない展開だった。再びファイナルの舞台に戻れてうれしい」とコメントした。

 一方、前半に最大15点差をつけていたロケッツのマイク・ダントニ(Mike D’Antoni)ヘッドコーチ(HC)は、シリーズを3勝2敗として先にファイナルに王手をかけながらも敗退を喫したが、「チームを最高に誇りに思う。彼らは決して諦めなかった。今年はハードルの位置が見えていたが、届かなかった。これから夏の休暇に入り、来季に向けて再び励むことにする」と必死に胸を張っていた。

 ロケッツのエースとして32得点を記録したジェームズ・ハーデン(James Harden)は、第6戦と第7戦の後半のパフォーマンスがシリーズの明暗を分けたとして、「第6戦と第7戦、この2試合の半分。ここで自分たちは前半と同じエネルギーやペースを保てなかった。それが本当に悔しい」と語った。(c)AFP