【5月29日 AFP】女子テニスの大坂なおみ(Naomi Osaka)は28日、男性誌「GQ」で「テニス界で最もクールな存在」と評されたことについて笑顔で一蹴し、代わりに自身は「最も不器用な選手」だと主張した。

 今年3月に行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)でマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)らを撃破して自身初のツアー優勝を果たすなど、女子テニス界に新風を巻き起こしている20歳の大坂について、GQ誌は「ナオミ・オオサカはテニス界で最もクールな存在?」とした上で、最も将来有望な若手選手と紹介した。

 しかし、大坂本人は「本当に恥ずかしい」と口にするなど、そのような称賛は自身に全くふさわしくないとしており、「もし何かタイトルをつけたいのだったら、『テニス界で最も不器用な選手』と題すべきだったと思う。彼らが本当にそう思っているなら、そう受け取るけど、個人的にはそのような人間だと思わない」と語った。

 この日、全仏オープンテニス(French Open 2018)のシングルス1回戦に登場した大坂は、6-2、7-5でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を下し、初戦突破を果たした。第2セットでは一時1-5とリードを許しながら、最後は27ポイント中24ポイントを奪う巻き返しを見せた第21シードの大坂は次戦、ザリナ・ディアス(Zarina Diyas、カザフスタン)と顔を合わせる。(c)AFP/Dave JAMES