【5月28日 AFP】ドイツ南西部ルスト(Rust)にある同国最大のテーマパーク、エウロパ・パーク(Europa Park)で26日、大きな火災が発生し、消火活動に当たっていた消防士7人が負傷した。火災の原因は今のところ明らかにされていない。園内の一部には多大な被害が出ているが、営業は再開されている。

 26日夕方、エウロパ・パークの倉庫で火災が発生。ボートに乗るアトラクション「パイレーツ・オブ・バタビア(Pirates of Batavia)」に火は燃え広がり、同アトラクションはほぼ全焼。巨大な黒煙が上がる中、約250人の消防士が翌朝まで消火活動に当たった。多数の来園者による火災の様子を撮影した動画は、ソーシャルメディアで拡散されている。

 約2万5000人が避難を余儀なくされたが、消防士7人以外に負傷者は出ていない。地元オッフェンブルク(Offenburg)警察によれば、この7人は軽傷だという。

 エウロパ・パークは27日、通常通り営業を再開。ただし、オランダおよびスカンディナビア諸国をテーマにしたエリアの大部分は、火災による被害のため閉鎖されている。

 1975年にオープンした同園は、欧州ではディズニーランド(Disneyland)に次いで人気があるテーマパークで、昨年は約570万人が来園した。(c)AFP