【5月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)で3連覇を果たしたレアル・マドリード(Real Madrid)が27日、スペインの首都マドリードで凱旋(がいせん)パレードを行い、数万人のファンが沿道にあふれた。

 選手とトロフィーを乗せたオープントップのバスがシベレス広場(Cibeles Square)に向けて進むと、歓喜するファンは声援を送りクラブのスカーフを振った。

 白塗りの大型バスには「Campeones 13(13度目の王者)」の文字があしらわれ、自らの最多記録を更新する通算13度目のチャンピオンズリーグ制覇を祝った。

 キャプテンのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)をはじめとした選手はファンに手を振り、馬に乗った警察に先導されたバスの上から携帯電話で写真を撮影した。

 ラモスが広場の泉の上にしつらえられた通路を歩いてギリシャ神話の女神キュベレー(Cybele)の像にクラブのスカーフと旗をかけると、ファンから歓声が巻き起こった。

 その後ラモスとマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)が頭上でトロフィーを掲げると、白の紙吹雪が舞い、スピーカーからは英ロックバンド、クイーン(Queen)の「伝説のチャンピオン(We Are The Champions)」が鳴り響いた。

 その後、バスは祝福の花火が上げられる本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)に向かった。

 26日には約8万人のファンがサンチャゴ・ベルナベウを訪れ、巨大スクリーンでレアルが3-1で勝利した試合を見届け、試合終了のホイッスルが鳴ると恒例の「カンペオネス(王者の意)、カンペオネス」の大合唱が起きた。

 パレード前にラモスはマドリードの州政府本部に招かれ、チャンピオンズリーグ優勝は「ルーティンになった」とジョークを飛ばした。

「僕らに疑いの目を向けられた困難なときでも、チームはプライドと野心があることを示した。勝つことに飽きてなどいない。偉大な監督がいることはもちろんだが、今回の成功のかぎはそこだったと思う」

 過去5年で4度目となる通算13度目のチャンピオンズリーグ制覇を果たしたレアルは、次に優勝回数が多いACミラン(AC Milan)に6回の差をつけている。(c)AFP/Daniel SILVA