【5月28日 AFP】南米コロンビアで27日、フアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われた。選挙管理当局によると、開票率85%超の時点で保守派のイバン・ドゥケ(Ivan Duque)氏(41)が得票率40%弱でトップ。ただし、過半数の票に届かず、決選投票が行われる見通しとなった。

 ドゥケ氏の得票率は39.7%。元ゲリラの左派グスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)氏が24.8%で続いており、中道のセルヒオ・ファハルド(Sergio Fajardo)元メデジン(Medellin)市長が23.4%で猛追している。

 コロンビアでは2016年に政府と国内最大のゲリラ組織「コロンビア革命軍(FARC)」との和平合意が成立。票が割れた今回の選挙結果は、不安定な和平の行方に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

 決選投票は6月17日に予定されている。サントス大統領は8月に退任する。(c)AFP