【5月28日 AFPBB News】看護師ばかりを集めた「癒やし」イベント「ナース・フェス・トーキョー2018(NURSE FES TOKYO 2018)」が27、28の両日、東京・渋谷で開かれた。

 激務の看護師たちを元気づけ、「オフ」の時間を楽しんでもらおうと企画された国内初の試みという。化粧品や食品メーカー、旅行代理店など約70社が出展したほか、看護師が業務以外の一芸を競うコンテストなども行われた。

 同フェス実行委によると、今回の参加者は看護師とその家族など関係者限定。職業を限定した理由は、看護師の社会的地位の向上を目指し、特別感を出すためという。「また明日から、看護師の皆さんが誇りを持って働けるようなフェスにしたい。今後も継続開催を考えている」と実行委の村木範子(Noriko Muraki)さん。

 会場にはプロレスラーが「お姫様抱っこ」をしてくれるブースや、本物のペンギンのペアが展示された癒やしのコーナーなどもあり、家族連れなど訪れた来場者たちの人だかりができていた。

 また、特設ステージでは、本業以外の「一芸」を披露する看護師たちの姿も。男性看護師を中心にしたダンスユニットや動物の看護師、お年寄りのファッションスナップを発信する写真愛好家らが、それぞれの特技を披露した。

「こんなにいたわってもらえるなんて、看護師で得した気分」と、都内在住の内科勤務の坂間舞(Mai Sakama)さん(24)は、美容師からヘアセットのサービスを受け満足顔。同フェスには2日間で約6000人が来場したという。(c)AFPBB News