【5月28日 AFP】バドミントン男子の国・地域別対抗戦、トマス杯(Thomas Cup)は27日、タイ・バンコクで決勝が行われ、日本は中国に1-3で敗れ、優勝を逃した。

 2012年大会以来のタイトルを目指す中国は、優勝候補の本命ながらも、同時開催のユーバー杯(Uber Cup)で女子チームが初めて決勝進出を逃し、さらなるプレッシャーにさらされていた。

 第1シングルスでは、桃田賢斗(Kento Momota)が21-9、21-18で世界ランク5位につけるチェン龍(Long Chen、チェン・ロン)を下し、格下である日本が序盤に試合の流れをつかんだ。

 それでも、その後中国は、第1ダブルスで世界3位の劉成(Cheng Liu、チェン・リン)/張楠(Nan Zhang、ツァン・ナン)組が井上拓斗(Takuto Inoue)/金子祐樹(Yuki Kaneko)組を退けて同点に追い付くと、第2シングルスで石宇奇(Yuqi Shi、シー・ユーチ)が21-12、21-17で西本拳太(Kenta Nishimoto)を退けリードを奪い、第2ダブルスでは李俊慧(Junhui Li、リー・ジュンホゥイ)/劉雨辰(Yuchen Liu、リゥ・ユチェン)組が園田啓悟(Keigo Sonoda)/渡辺勇大(Yuta Watanabe)に先手を取られながらも17-21、21-19、22-20で勝利し、優勝を決めた。

 日本はユーバー杯を制した女子に続く優勝を目指したものの、トロフィーには手が届かなかった。

 日本の朴柱奉(Joo Bong Park)ヘッドコーチ(HC)は、選手たちは期待を超えた結果を残したとし、「非常に素晴らしい戦いだった。最終的には勝てなかったが、私は満足している」とコメントした。(c)AFP