【5月27日 AFP】17-18イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)は26日、来季のプレミアリーグ昇格をかけたプレーオフ決勝が行われ、1-0で勝利したフラム(Fulham)がアストン・ビラ(Aston Villa)を退けてプレミア昇格の最後の椅子を勝ち取った。後半途中に退場者を出しながらも、トム・ケアニー(Tom Cairney)が挙げた1点を守り切った。

 ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)での決勝に臨んだフラムは、前半にケアニーの冷静なゴールで先制すると、後半途中にはスパイクの裏で相手を蹴ったデニス・オドイ(Denis Odoi)が退場になり、残り20分を10人で戦うことを強いられたが、懸命に守り切って5シーズンぶりとなるプレミア復帰を決めた。

 スラビサ・ヨカノビッチ(Slavisa Jokanovic)監督は、「私のクラブと、このクラブのサポーターを非常にうれしく思う。2年にわたって追求してきたスタイルを貫く力を、このスタジアムで示すことができた。もちろん自動昇格の方が良かったが、この場所で、ファンの前で昇格を決められたし、満足しなくてはならない」とコメントした。

 最高峰の舞台に復帰するフラムには、1億6000万ポンド(約233億円)という巨額の分配金が支払われることになる。さらに来季プレミアに残留すれば、その額は最大で2億8000万ポンド(約407億円)にまで膨れ上がる可能性がある。(c)AFP/Steven GRIFFITHS