【5月26日 AFP】17-18NBAは25日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第6戦が行われ、レブロン・ジェームズ(LeBron James)がまたも歴史的快挙を成し遂げる活躍をみせたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)が、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)を109-99で退け、シリーズ敗退の危機にさらされながらも踏みとどまった。

 セルティックスにシリーズ3勝2敗でリードを許し、崖っぷちに立たされていたキャバリアーズは、本拠地で行われた試合で相手の反撃をはねのけ、3勝3敗で27日の第7戦に勝負を持ち込んだ。キャバリアーズが4季連続でファイナルの切符を手にするためには、両軍を通じてシリーズでは初の敵地での勝利を飾る必要があり、そうなれば今プレーオフではセルティックスの本拠地で白星を挙げた初めてのチームとなる。

 マイアミ・ヒート(Miami Heat)時代を含めて7季連続でファイナル進出を果たし、「もう一試合プレーできることになってうれしい」とコメントしたジェームズは、この日は46得点、11リバウンド、9アシストをマークし、今プレーオフで7回目の40得点以上を記録。これは、1965年にジェリー・ウエスト(Jerry West)氏が同一シーズンのプレーオフで樹立した歴代1位の8回に次ぐ快挙となっており、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)の偉大な選手、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が1989年に達成した記録に並んだ。

 プレーオフの通算リバウンド数でも、カール・マローン(Karl Malone)氏を抜いて歴代6位に浮上したジェームズは、フル出場を果たした前半に25得点を記録したが、チームメートのケビン・ラブ(Kevin Love)が脳振とうと思われる症状で途中退場を強いられた。それでもキャバリアーズは、第2クオーターはセルティックスを34-18という圧倒的なスコアで上回り、試合の主導権を握った。

 第3クオーターに最大16点差までリードしたキャバリアーズは、試合時間残り2分47秒に7点差まで詰め寄られたものの、そこからジェームズが立て続けに3ポイントシュートを決めるなど109-96と再びリードを拡大。残り1分を切ると、ジェームズは熱狂的なスタンディングオベーションを受けながら試合を後にした。(c)AFP