■30歳超え「第2の戦い」

 長い間、世界の舞台から離れていた張の世界ランキングは168位まで落ちていたが、香港オープン後にはランキングを10位まで戻した。張は、「スポーツ選手は、30歳を超えるとスポーツ人生の設計を見直すことになる。2012年、16年の五輪では満足のいく形で任務を完了し、人生の目標を実現できた。これからは第2の戦いが始まる。勇気と力がさらに必要になる。年齢を重ねて、身体の回復が遅くなってきた。技術の回復よりも身体の回復の方が難しいが、やると決めたからには辛さを恐れない」と話した。

「東京五輪は、私の選手キャリアの最終目標。あと2年間で、元の状態に戻したい」と話す張だが、五輪には3人しか参加できない。馬龍(Ma Long)、許昕(Xu Xin)のベテラン二人のほかに、世代交代を狙う樊振東(Fan Zhendong)、林高遠(Lin Gaoyuan)も控えている。30歳の張が一線に返り咲くのは、容易なことではない。

 来週の中国オープンでは、王曼昱(Wang Manyu)とペアを組み男女混合ダブルスに出場する。東京五輪から初採用される男女混合ダブルスへの出場権を狙うのが、張には現実的だと指摘する声もある。(c)東方新報/AFPBB News