【5月25日 AFP】ロシアの首都モスクワ郊外の建設現場で25日、タールが入った穴に2日間落ちたままとなっていた犬を動物保護施設のボランティアが救出した。現在、引き取り先を探しているという。

 動物保護施設の職員はAFPに対し、「穴は深くなかったが、犬は出ることができなかった。鼻はふさがらずに息をすることができたので生き延びた」と話した。

 ボランティアによって小さな木の実という意味の「Oreshek」と名付けられた犬は、化学薬品や大量のシャンプーを用いて汚れを落とすのに3時間かかったが、現在は保護施設で快方に向かっているという。

 救出劇は多くの注目を集めたため、犬の引き取り先は見つかると確信していると職員は話している。(c)AFP