【5月25日 CNS】市場調査会社Canalysは、2018年第1四半期(1-3月)の世界のスマートスピーカー出荷報告を発表した。中国は米国に次ぐ世界第2の消費市場に成長しており、同期の販売台数は前年同期比5370%増の180万台。

 阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング、Alibaba Group Holding)が発売したスマートスピーカーの天猫精霊(Tmall Genie)の販売数は110万台で、中国で首位、世界でも3位の位置を占めた。

 Canalysのアナリスト、何天華(He Tianhua)氏は、「インターネットで買い物キャンペーンを行った2017年の独身の日(11月11日)以降、天猫精霊は好調な売れ行きを維持している」と述べた。

 アリババによると、正式発売以降3月までの8か月間で、天猫精霊の販売台数は200万台を突破。アマゾン(Amazon)のスマートスピーカー「エコー(Echo)」は、200万台を売り上げるまでに1年半かかっている。

 アマゾンが2014年にエコーを発表して以来、世界のスマートスピーカーの市場規模は5000万台に達している。現在、世界のシェアの90%以上をアマゾンとグーグル(Google)が占め、ユーザーの81%が英語圏国家に集中する。(c)CNS/JCM/AFPBB News