【5月26日 東方新報】中国のオンライン旅行サービス最大手携程(シートリップ、Ctrip)の傘下の海外市場向けブランド「Trip.com」が、全面的に日本市場に参入する。

 シートリップが持つこれまでのサービスや経験の蓄積を生かし、日本の海外旅行市場で積極的に展開していく考えだ。

 東京・霞ヶ関で15日に開催された「Trip.com」の日本国内新事業戦略発表会で、シートリップの孫潔(Jane Sun)CEOは、24時間体制の日本語サービスなどを含め、日本の消費者に向けて世界の旅行商品を提供していくことなどとした。

 Trip.com日本語予約サイトは、今年1月から始動し、4月には24時間体制の日本語電話対応サービスも始めている。

「我々の海外向けブランドであるTrip.comは、ターゲットを定めることで、さまざまな市場ニーズに合わせていく。目標は、日本の消費者の心の中で、旅行とTrip.comを結びつけること」と孫CEOは述べた。

 また、孫CEOは東方新報の取材に応じ、「中国経済の著しい発展に伴い、多くの中国人旅行者が海外に出るようになった。この機会を大いに活用し、中国国内、日本と世界の消費者に十分なサービスを提供するための準備が整ったと判断し、「Trip.com Japan」のサービスを始動した」と話す。