【5月25日 AFP】17-18NBAは24日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第5戦が行われ、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)が98-94で昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)を振り切り、ファイナル進出に王手をかけた。

 両雄が一進一退の攻防を繰り広げる中、ロケッツは司令塔を担うクリス・ポール(Chris Paul)が後半だけで18得点を稼ぎ合計20得点を記録すると、シーズン最優秀選手(MVP)候補のジェームズ・ハーデン(James Harden)は精彩を欠きながらも19得点を挙げた。ウォリアーズではケビン・デュラント(Kevin Durant)がチームハイの29得点をマークした。

 レギュラーシーズンでリーグ首位の65勝をマークしたロケッツは、シリーズ戦績3勝2敗でリードし、あと1勝すればウォリアーズの4季連続となるファイナル進出を食い止めることができる。対するウォリアーズは、22日に行われた第4戦でホームでの連勝記録を16で止められており、シリーズ敗退を回避すべく本拠地で行われる26日の第6戦に臨むことになる。

 しかしロケッツにとっては、ポールが試合終盤にハムストリングを痛めて脚を引きずりながらコートを後にしたことが、唯一の懸念材料となった。

 ロケッツのマイク・ダントニ(Mike D’Antoni)ヘッドコーチ(HC)は第6戦に向けたポールの状態について、「何とも言えない。明日検査を受けることになる。彼はタフな男だが、明らかに足を引きずりながらコートを出ていった。やれることをやる。彼がいてくれれば最高だ。彼がいなくても十分な戦力はいる。なんとかなるだろう」とコメントしている。

 シリーズの勝者は、今月31日から始まるNBAファイナルでクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)とボストン・セルティックス(Boston Celtics)のどちらかと対戦することになる。イースタンカンファレンス決勝は現在、3季連続でウォリアーズとNBA頂上決戦を繰り広げているキャバリアーズが2勝3敗で追い詰められている。(c)AFP