【5月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)に所属し、イングランド代表で主将も務めたウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)が、米メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッド(D.C. United)への移籍交渉を進めるため、米首都ワシントンに到着した。

 米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)の記事で、ルーニーはバルバドスでの家族休暇を予定より早く切り上げたと伝えられ、広報担当者も同選手がワシントンに入ったことを認めた。

 現在32歳のルーニーがD.C.ユナイテッドと交渉することについてはエバートン側が許可している一方で、D.C.ユナイテッドは契約に向けた移籍条件に関してエバートンとの交渉をまとめなければならない。エバートンは現時点でコメントを出していない。

 今季のD.C.ユナイテッドは2勝2分5敗で東カンファレンス最下位に沈んでいるものの、本拠地の新スタジアムが建設中のため、今季序盤はロードでの試合が続いている。こけら落としは7月14日に行われることになっており、その4日前には移籍市場が開いてルーニーの移籍が可能となるため、ワシントンに同選手を目当てにした観客が多く訪れることも考えられる。

 仮に7月の移籍市場でルーニーが入団した後のD.C.ユナイテッドは、今季残りが20試合になるとみられており、そのうち15試合は本拠地で行われる。(c)AFP