【5月25日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は24日、女子シングルスのドローが発表され、3度の大会優勝経験を誇るセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、長年のライバルのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)と4回戦で激突する可能性がある組み合わせとなった。

 2002年、2013年、2015年大会の覇者で元世界1位のセレーナは、昨年9月の第1子出産に伴ってツアーから離れたことで、現在の世界ランキングは453位まで落ちており、四大大会(グランドスラム)の出場は自身23度目のメジャータイトルを獲得した2017年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)以来となる。今大会では初戦でクリスティナ・プリスコバ (Kristyna Pliskova、チェコ)と対戦する。

 世界ランク6位につけるカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)の双子の姉であるプリスコバは、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)の本選では一度も勝利を挙げたことがないが、現在36歳のセレーナも今季はわずか4試合でしかプレーしておらず、3月のマイアミ・オープン(Miami Open 2018)を最後に大会には出場していない。

 一方、2012年と2014年の全仏オープンを制しているシャラポワは、2013年大会の決勝でセレーナに苦杯をなめるなど、同選手からは2004年を最後に白星を飾れておらず、通算成績でも2勝19敗と大きく負け越している。

 前回大会はドーピング違反による15か月間の出場禁止処分の後でワイルドカード(主催者推薦)が認められずに欠場していたシャラポワは、セレーナと相まみえる可能性がある4回戦の前に、3回戦で第6シードのカロリーナ・プリスコバと激突する可能性がある。

 2度のファイナリストで第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は米国のアリソン・リスケ(Alison Riske)と、今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2018)覇者で第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は同じく米国のダニエル・コリンズ(Danielle Collins)と大会初戦を戦うことになった。

 ディフェンディングチャンピオンで第5シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)はカテリナ・コズロワ(Kateryna Kozlova、ウクライナ)との一戦で大会の幕を開けた後、続く2回戦で元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)と顔を合わせるとみられる。

 2016年大会決勝でセレーナを破り優勝を飾った第3シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は、2009年大会チャンピオンのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)と初戦でぶつかる。(c)AFP/Dave JAMES