【5月25日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督は24日、大谷翔平(Shohei Ohtani)が27日に予定していたニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)戦での先発登板を回避することを明らかにした。次回の先発登板は決まっておらず、これによって注目されていたヤンキースの田中将大(Masahiro Tanaka)との投げ合いは見送られることになった。

 ソーシア監督は先発ローテーションの変更理由について「作業負荷の管理」と述べる一方で、24日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦では打線に名を連ねた大谷が、27日の試合で打席に立つ可能性はあるとしている。そのため、敵地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で行われるタイトルを争う球団同士の一戦で、大谷が打者として田中と対戦するという、もう一つの楽しみは残されている。

 早くも今季の新人王候補に挙げられている23歳の大谷は、ここまで7試合に先発登板して40回3分の1を投げており、けがで出場が限られていた日本での昨季の登板回数をすでに上回っている。ベーブ・ルース(Babe Ruth)氏以来となる二刀流に挑戦している大谷は、ここまで投手成績は通算4勝1敗、防御率3.35、打撃成績は打率.319、本塁打6本を記録している。(c)AFP