【5月25日 CNS】中国・山東省(Shandong)淄博市(Zibo)臨淄区(Linzi)は蹴鞠(けまり)発祥の地として知られる。蹴鞠文化の研究や製品開発、博物館や街の景観など、街を挙げて文化の継承に取り組んでいる。蹴鞠はその昔、動物の皮に米ぬかを詰めた球を使っていた。

 史料によると、紀元前の戦国時代には娯楽として民間で流行していたとされ、漢代ごろから兵士の訓練に使われるようになった。宋代になると、蹴鞠チームや蹴鞠芸人が出現し、清代では氷の上でする蹴鞠も流行したと記されている。蹴鞠は中国古代から受け継がれてきたスポーツだ。2006年5月20日に国家無形文化遺産に登録されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News