【5月24日 AFP】(更新)独銀行最大手のドイツ銀行(Deutsche Bank)は24日、自社の従業員7000人以上を削減すると発表した。収益の改善に向け、真剣に取り組む姿勢を株主らに示すための措置とみられている。

 同行は声明で、「常勤に相当する従業員の数は現在の9万7000人超から9万人を大きく下回る見込み」と発表し、人員削減がすでに進められていると明らかにした。

 また、2018年度の第1四半期末に計上された投資部門におけるレバレッジ・エクスポージャー1050億ユーロ(約13兆4000億円)を10%減らす方針も示した。

 今回の人員削減は、先月就任したばかりのクリスティアン・ゼービング(Christian Sewing)最高経営責任者(CEO)が下した初めての大きな決断となった。

 同氏はすでに、多くの問題を抱えているとされる法人向け部門および投資部門において、抜本的な改革を行う意向を示している。(c)AFP