【5月24日 AFP】米国務省は23日、ベネズエラ政府が米外交官2人に国外退去を命じたことに対する報復として、米国内に駐在するベネズエラ外交官2人に48時間以内の国外退去を命じた。

 ヘザー・ナウアート(Heather Nauert)国務省報道官は声明を発表し、ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)政権が在ベネズエラ米大使館の代理公使と次席を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定したことに対する報復行為であると明言した。

 ナウアート報道官の声明によると、在米ベネズエラ大使館の代理公使とヒューストン(Houston)にあるベネズエラ領事館の副領事が同様にペルソナ・ノン・グラータに指定され、2日以内の退去を命じられた。

 マドゥロ大統領は22日、自身の再選を受けて米国が発動した経済制裁に強く反発し、国内に駐在する米外交官2人に国外退去を命じていた。(c)AFP