【5月24日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)の北朝鮮制裁委員会は、来月予定される米朝首脳会談のためにシンガポールを訪れる北朝鮮代表団について、渡航禁止の適用を除外することを承認した。外交筋が明らかにした。

 シンガポールは先週、6月12日に計画されているドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の首脳会談やその準備会合に出席する北朝鮮代表団を、北朝鮮に対する制裁の一環である渡航禁止の対象から外すよう求めていた。

 シンガポールは北朝鮮代表団の規模には言及していない。

 国連の北朝鮮制裁では、80人と75企業・団体を海外渡航禁止や資産凍結の対象としている。

 安保理はシンガポールの請求を全会一致で承認した。(c)AFP