■世界のEV販売台数、2017年は110万台

 ある業界関係者は、電気自動車の販売に消極的な理由について、低い利益幅、知識不足、取引成立までの時間が長くなりがちといったことがあると指摘する。

 電気自動車に対する姿勢はそれぞれの国によって異なっているが、それを普及させるための国の政策の違いによるところも大きい。

 電気自動車に最も優しい国はノルウェーだ。研究者らによると、同国では電気自動車のドライバーに対し、補助金やバス専用車線の使用許可、駐車料金の免除といったインセンティブを用意している。電気自動車の普及が世界的にも進んでいる同国では、全乗用車の5%はプラグイン電気自動車(PEV)で、2017年の新車販売台数の約40%がPEVだった。

 これに比べ、昨年のスウェーデンにおけるPEVの市場シェアは同5%で、デンマークは同0.5%だった。

 電気自動車の販売台数は2016年の70万台から昨年は110万台となっている。(c)AFP/Marlowe HOOD