【5月23日 AFP】チリでカトリック教会の聖職者による子供への性的虐待が相次いでいる問題で、中部の都市ランカグア(Rancagua)の司教事務所は22日、性的虐待に関与した聖職者14人の資格を剥奪(はくだつ)したと発表した。

 同事務所は「聖職者14人は務めを果たすことがもはや許されない。(中略)これらの聖職者は教会内に限らず、一般社会でも犯罪に当たりかねない行為に及んだ」としている。

 この問題をめぐっては18日、チリのカトリック教会の司教34人全員が辞意を表明。これに先立ち、フランシスコ法王は同国の司教らをローマ法王庁(バチカン)に招集して協議していた。(c)AFP