【5月23日 AFP】ベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は22日、自身の再選をめぐり米国が科した経済制裁に強く反発し、国内に駐在する米外交団のトップ2人に国外退去を命じた。

 20日に実施されたベネズエラ大統領では、マドゥロ氏の当選が正式に宣言されたが、主要野党は同選挙をボイコットしており、国際社会からの非難が集中。米国は同選挙を「まがい物」と糾弾している。

 マドゥロ氏は国内全土でテレビ放送された演説で、同国駐在のトッド・ロビンソン(Todd Robinson)代理公使とブライアン・ナランホ(Brian Naranjo)次席を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)に指定し、「抗議とベネズエラ本土の尊厳を守る」ための措置として48時間以内の国外退去を命じると宣言。「陰謀はもう十分だ!」と述べた。(c)AFP/Maria Isabel SANCHEZ