【5月22日 AFP】イスラエル軍は22日、新たに購入したステルス戦闘機「F35」を世界で初めて実戦に投入したことを明らかにした。

 イスラエル中部で開催された会議で、同国空軍の司令官は、F35戦闘機のヘブライ語名を用い、「アディール(Adir)戦闘機はすでに作戦行動に就いており、戦闘任務に従事している」と発言。「実際のところ、我々は世界で初めてF35による攻撃という任務を遂行した」「我々は2度F35を用いて、中東地域で攻撃を行った。これを実行したのはわれわれが世界で初めてとなる」と語った。

 同氏の発言は、イスラエル空軍のウェブサイト上に掲載されているが、それ以上の詳細は明らかにされていない。

 イスラエルはシリアでたびたび空爆を実施しており、イランの勢力、およびレバノンのイスラム教シーア(Shiite)派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)に渡された高性能の武器とされるものを標的にしたとしている。

 イスラエルは、中東地域における軍事的優位の維持に資するとして、米国製のステルス戦闘機を50機購入することで合意していた。(c)AFP