【5月22日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガは21日、昇格・降格プレーオフ第2戦が行われ、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)は1-0でホルシュタイン・キール(Holstein Kiel)を下し、2戦合計4-1で1部残留を決めた。ボルフスブルクは後半30分にロビン・クノシェ(Robin Knoche)が決めたヘディングゴールが決勝点となり、闘志あふれるキールの抵抗を退けた。

 2年連続でプレーオフを戦ったボルフスブルクのブルーノ・ラッバディア(Bruno Labbadia)監督は試合後、ユーロスポーツ(Eurosport)に対して「キールには苦しめられた。今はもぬけの殻といった感じだが、同時に満足もしている。今までしてきたサッカーの仕事の中で最も難しかった」と語った。

 一方のキールは第1戦を1-3で落とし、すでに昇格の望みが薄くなっていたが、1万人を収容する本拠地に集まったファンは刺激的な雰囲気をつくり、決して夢を諦めようとはしなかった。

 昨季終盤に2部昇格を決めたばかりのキールを率いるマルクス・アンファング(Markus Anfang)監督は、試合後に涙を流し「試合終了の笛を聞いて感情があふれ出てしまった」「選手たちは全力を尽くした。昇格を逃したが、それと同時に試合に敗れたのも悔しい。きょうは、われわれの方が優れていたのは明らかだったから」と話した。(c)AFP