【5月22日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談が来月に控える中、早くも会談の記念硬貨がお目見えした。

 硬貨は米ホワイトハウス通信局(White House Communications Agency)が製作したもので、米国旗と北朝鮮国旗を背景にトランプ氏と正恩氏の横顔が向き合う形で描かれている。正恩氏の顔の横には「最高指導者」という文字が記載され、さらに硬貨の上部には「平和会談」、下には「2018年」の文字が見られる。

 ホワイトハウスのラジ・シャー(Raj Shah)報道官はこの記念硬貨について、「ホワイトハウスはデザインや制作に対する意見などは一切していない」とのコメントを発表した。

 通常ホワイトハウス通信局が発行する記念硬貨は外国要人や外交官、軍関係者に提供されるが、若干数購入も可能だという。

 トランプ氏と正恩氏は6月12日にシンガポールで首脳会談を行う予定だが、最近になって北朝鮮は米国が「一方的な核放棄」を求めるのであれば会談について再考すると警告している。(c)AFP