【5月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)のMFサンティ・カソルラ(Santi Cazorla)が、契約が満了する来月をもって退団することが決まった。カソルラはアキレスけんに重傷を負った2016年10月を最後にアーセナルではプレーしておらず、復帰を目指す過程で10回の手術に加え、皮膚の移植も行っていた。

 現在33歳のカソルラは、2012年にスペイン1部リーグのマラガ(Malaga CF)から加入。アーセナルに所属した6シーズンで180試合に出場して公式戦29ゴールを記録し、全盛期にはプレミアリーグで最も卓越した技術を持つ選手の一人と称された。

 2点のビハインドからハル・シティ(Hull City)を逆転で破って栄冠に輝いたFAカップ2013-14(FA Cup 2013-14)では、鮮やかなFKを決めてチームを3-2の勝利に導いたカソルラについて、アーセナルのイバン・ガジディス(Ivan Gazidis)最高経営責任者(CEO)は「彼の両足が持つ天性の才能に加え、思考や動きの速さは、過去数年におけるわれわれのベストパフォーマンスで中心的な役割を果たしていた」と称賛している。

 また、スペイン代表として通算77キャップを誇り、同国1部リーグの古巣ビジャレアル(Villarreal CF)から復帰のオファーを受けていると伝えられているカソルラは「常に私のお気に入りの選手だ」と言うガジディス氏は「彼は喜びと自由をプレーで表現する極めて珍しい選手だ。将来の幸運を祈っているし、彼のこのクラブに対する多大な貢献に感謝したい」と付け加えている。(c)AFP