【5月22日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のウナイ・エメリ(Unai Emery)前監督が、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)の次期指揮官に就任する見通しになったことが分かった。英BBCが21日、報じた。

 現在46歳のエメリ氏は、PSGを率いた2季でリーグ制覇1回に加え、国内カップ戦で4個のタイトルを獲得したが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の舞台では、いずれのシーズンでも決勝トーナメント1回戦を突破することができず、今月初めに指揮官を退任した。

 アーセナルでは22年にわたりチームを率いたアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が先月、今季限りでの退任を発表。リーグ戦を6位でフィニッシュし、2季連続でチャンピオンズリーグ出場を逃したクラブは、約20年ぶりに新たな指揮官を探している。

 これまで後任候補筆頭には、アーセナルの元MFで、過去2シーズンはジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるプレミア王者マンチェスター・シティ(Manchester City)でコーチを務めていたミケル・アルテタ(Mikel Arteta)氏の名前が挙がっていたが、監督しての経験不足が引けを取ったとみられる。(c)AFP/Kieran CANNING