【5月21日 CNS】中国国家国防科技工業局と中国国家航天局によると、21日午前5時28分(日本時間同6時28分)、中国の月探査機「嫦娥(Chang'e)4号」の中継衛星「鵲橋(Queqiao)号」を搭載した「長征4号Cロケット(Long March 4C)」が中国・四川省(Sichuan)の西昌衛星発射センター(Xichang Satellite Launching Center)から打ち上げられた。「鵲橋号」は地球と月の引力が均衡するラグランジュ点L2の軌道に投入され、年末打ち上げ予定の「嫦娥4号」のために地球と月の裏側との中継通信を行う。

「鵲橋号」の名前の由来は中国に古くから伝わる、織姫と彦星の伝説から来ており、地球と月の通信をつなぐ「懸け橋」に見立てている。今回の打ち上げで、「鵲橋号」のほかにもハルビン工業大学(Harbin Institute of Technology)が研究制作した小型衛星「龍江(Longjiang)1号」「龍江2号」が搭載されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News