【5月26日 CNS】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)とは縁が無くなってしまった中国代表。しかし、中国人サッカーファンの情熱はいまだ衰えず、ロシア旅行ブームを起こしている。

 旅行社の多くは、W杯の盛り上がりと中国人観光客向けビザの体制が整うなどの追い風を受けている。W杯期間中にロシアを訪れるツアー価格は通常の2倍になっており、W杯関連のツアーは予約のピークを迎えているという。

 W杯ロシア大会は6月14日から7月15日までの間で、ロシア国内の11都市、12会場で開催される。

 中国のオンライン旅行サービス大手、携程(シートリップ、Ctrip)のデータによると、W杯期間中の各開催都市のホテル予約率は前年同期比で50%増、6月中旬から7月中旬までの飛行機の予約も前年同期比で40%増加しているという。

 3万元(約52万円)でロシア8日間のツアーを予約し、試合を観戦する熱烈なサッカーファンの黄さんは、「ロシアのスタジアムを訪れW杯を観戦する中国人サッカーファンがたくさんいるだろう。ロシアと中国は距離的に近いし、モスクワへの直行便もあるので、観戦には非常に便利だからね」と話す。