【5月21日 AFP】17-18NBAは20日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)第3戦が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が126-85でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に大勝し、シリーズの戦績を2勝1敗とリードした。

 ウォリアーズはタイに並ばれた第2戦でロケッツの標的にされていたステフェン・カリー(Stephen Curry)が、前半こそ振るわなかったものの、第3クオーターだけで18得点を稼ぐなど計35得点と大暴れしてチームをけん引。自身を批判する声を一蹴する活躍をみせた。

 この結果、ホームにおけるプレーオフでの連勝を16に伸ばした昨年王者のウォリアーズは、本拠地オラクル・アリーナ(Oracle Arena)で行われる22日の第4戦で勝利すれば、シリーズのリードを3勝1敗に広げ、4季連続のNBAファイナル進出に王手をかけることができる。

 2度の最優秀選手(MVP)に輝いた実績を誇るカリーは、過去2戦のパフォーマンスに関して批判を浴びていたが、試合後には自身の得点感覚が戻ってきたことに安堵(あんど)した様子で「これが自分のやろうとしていたこと。どの試合に対しても自分のアプローチは同じ。良いときも悪いときも変わらない」と語った。「今夜はやっと何本か決めることができて感謝している。でもまだ先は長いし、このまま集中力を維持していきたい」

 一方、プレーオフでは球団史上最悪となる41点差での大敗を喫したロケッツのマイク・ダントーニ(Mike D'Antoni)ヘッドコーチ(HC)は、「派手にやられた。正直に言って、われわれのプレーは軟弱だったし、彼らのような相手に対しては、あってはならない出来だった」と深刻な結果を認めながらも、自身のチームは巻き返せると信じているとコメントしている。

 ウォリアーズはカリーのほか、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が25得点、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)が13得点を記録するなど、先発全員が2桁得点をマーク。一方のロケッツは、スター選手のジェームス・ハーデン(James Harden)が20得点を稼ぐも比較的静かなプレーに終始し、クリス・ポール(Chris Paul)も13得点に終わっている。(c)AFP