【5月21日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(Pope Francis)は20日、来月に新たに枢機卿14人を任命すると発表した。イラク、パキスタン、マダガスカル出身者のほか、日本の前田万葉(Thomas Aquinas Manyo Maeda)大司教(69)が任命される。

 6月29日に開く枢機卿会議で任命する。14人のうち80歳未満の11人は、法王を選出する会議「コンクラーベ(conclave)」の投票権を持つ。

 新枢機卿のうち、イラクのルイス・サコ(Louis Sako)大司教はフランシスコ法王とたびたび面会し、戦争で荒廃したイラクの状況やキリスト教共同体の窮状について話し合ってきた。

 新たに枢機卿に任命されるのはこのほか、パキスタンのジョセフ・クッツ(Joseph Coutts)カラチ(Karachi)大司教、マダガスカルのデジレ・サラハザナ(Desire Tsarahazana)トゥアマシナ(Toamasina)大司教ら。(c)AFP