【5月20日 AFP】17-18NBAは19日、プレーオフのイースタンカンファレンス決勝(7回戦制)第3戦が行われ、レブロン・ジェームズ(LeBron James)擁するクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)が116-86でボストン・セルティックス(Boston Celtics)に大勝し、シリーズ戦績を1勝2敗とした。

 3連敗から逆転突破したチームは過去に一つもないだけに、4年連続のファイナル進出を目指すキャブスにとっては貴重な1勝となった。第4戦は同じキャブスのホームで21日に行われる。

 敵地で行われた2試合は二桁得点差で連敗していたキャバリアーズだったが、この日はホームコートでは違うというところを見せ、第1クオーター中盤の時点で12-4のリードを奪うと、このクオーターだけで32-17の大差をつけた。ジェームズとジョージ・ヒル(George Hill)はその時点で10点以上を稼ぎ、キャブスは最終的に6人が二桁得点を記録した。

 ジェームズはチーム最多の27得点に加え12アシスト、5リバウンド、2スティール、2ブロックを記録。フィールドゴール(FG)は12本中8本、そのうち3ポイントシュートは3本全部成功させると、フリースローも10本中8本を決めた。そして第2戦ではトリプルダブルを記録しながらも孤軍奮闘気味だったジェームズだが、この日はチームメートからのサポートも十分で、チームは一度もリードを奪われず勝利した。

 キャバリアーズではカイル・コーバー(Kyle Korver)がベンチスタートから14得点を記録。ヒルとケビン・ラブ(Kevin Love)が13得点、J・R・スミス(J.R. Smith)が11得点、トリスタン・トンプソン(Tristan Thompson)が10得点を挙げた。第1戦と第2戦では2人合わせて3ポイントが11本中1本しか決まっていなかったヒルとスミスだが、この日はそれぞれ3本ずつを沈め、チーム全体では17本を成功させた。

 キャブスはリバウンド数でも45対34本とセルティックスを上回り、相手のシュート成功率を40パーセント以下に抑え込んだ。

 ジェームズは「きょうはすごく良かった。集中していたし、攻守ともに自分たちのプレーができた」と話し、「今夜はチームとしてプレーできたと思う。どこかが崩れても、みんなでカバーし合えた。相手に余計なパスを回させ、余計なドリブルをさせた。みんなでコートを駆けずり回ったよ。きょうの俺は、コートにいる選手の一人にすぎなかった」と続けた。

 一方、セルティックスはホームでの2試合でそれぞれ23得点を挙げていたジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)が、第2クオーターまでまったく得点が入らず、わずか10得点に終わった。キャブスが守備の圧力を一段高めてきた中で、テリー・ロジアー(Terry Rozier)もFG成功が12本中わずか5本で、得点も13得点にとどまった。チーム最多得点はジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)の18得点だった。(c)AFP