【5月20日 時事通信社】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮赤十字会中央委員会報道官は19日、2016年4月に中国の北朝鮮運営レストランの女性従業員が集団で韓国に亡命した事件について、韓国の情報機関、国家情報院(国情院)が仕組んだ「拉致」だったことが韓国テレビ局の報道で暴露されたと主張した。その上で、文在寅政権に対し、関係者の厳重な処罰と女性従業員の送還を要求した。

 また、先の南北首脳会談で署名された「板門店宣言」に南北離散家族など「人道問題の解決」が盛り込まれたことに関連し、「『集団拉致事件』をどのように処理するかが人道問題解決の展望に大きな影響を与える」と指摘。韓国政府の対応次第では、離散家族の再会行事実施に支障が出かねないと警告した。

 韓国のJTBCテレビは最近、レストランの男性支配人のインタビューを放映。支配人は自分が国情院の協力者だったと告白し、国情院の指示で女性従業員をだまして連れ出したと証言していた。(c)時事通信社