【5月20日 AFP】17-18フランス・リーグ1は19日、第38節の試合が行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)はメンフィス・デパイ(Memphis Depay)がハットトリックの活躍をみせ、ニース(OGC Nice)を3-2で破り、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権を獲得した。

 一方、チャンピオンズリーグ出場を逃したオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は、決勝まで進出した今季と同様、来季もヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)での戦いに臨むことになった。

 リヨンはこの勝利で3位を確保し、ヨーロッパリーグ決勝でマルセイユがアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に敗れていたため、来季のチャンピオンズリーグには予選ではなく、本戦から出場することになった。

 主将のナビル・フェキル(Nabil Fekir)は「今年はみんなすごく頑張ったし、3位フィニッシュは正当な見返りだ」と話しつつ、自身の去就については「正直に言って分からない。リヨンにはすべてをささげてきたが、将来のことはこれから決まると思う。完璧なシーズンじゃなかったけど、良い終わり方だった」と話し、残留を明言しなかった。

 敗れたニースはヨーロッパリーグの出場権も逃し、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の指揮官就任がうわさされているルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は試合後、クラブを離れることを発表している。

 マルセイユはアミアン(Amiens SC)に2-1で勝利したものの、勝ち点1ポイント差でチャンピオンズリーグの出場権を逃し、決勝で涙をのんだヨーロッパリーグに続いてつらい一週間を過ごすことになった。勝利はつかんだが、欧州最高峰の舞台に復帰する機会を4日間で2回逃したこともあって、勝ち点3を獲得した喜びはほとんどなかった。

 主力選手のフロリアン・トヴァン(Florian Thauvin)は「スタンドの観客が叫び始めたから、リヨンの試合が3-3になったと思ったんだが。良いシーズンを送れたけれど、最後は報われなかった」と話した。

 ASモナコ(AS Monaco)は降格の決まっているトロワ(Troyes AC)を3-0で下し、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に次ぐ2位を確定させた。(c)AFP/Jed Court