【5月19日 AFP】世界的な投資銀行が独自にコンピューターで1万もの仮想トーナメントを開催し、2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)の優勝国を予想したらどうなるか?――ドイツの大会連覇という結果が出た。

 スイス金融大手のUBSは4年間にわたる報告書を作成し、世界最大のスポーツイベントであるW杯において確実にもうかる投資術を発表した。29ページに及ぶ分析結果は開催国ロシアに寛大なものではなく、約1か月後に行われる大会で同国が優勝する可能性はメキシコやスイスよりも低い1.6パーセントにとどまった。

 一方、前回覇者のドイツがトロフィーを掲げる可能性は全体トップの24パーセントに上り、ブラジルが2番目でスペインが3番目に高い数字を記録。UBSは「新しい王者は欧州か南米から誕生するというのが高い確率。アジア、アフリカ、中東、北米のチームが優勝する可能性はほとんど皆無」としている。

 同社はまた、「大興奮」間違いなしで必見の5試合を紹介しており、その中ではスペインがポルトガルとのイベリア半島ダービーを制すると予想しているほか、イングランドが優勝候補であるベルギーとのグループ首位争いに競り勝つと分析している。(c)AFP/Dmitry ZAKS