【5月21日 CNS】中国国家食品薬品監督管理局は14日、末期・転移性の非小細胞肺がん治療に用いる塩酸アンロチニブ(Anlotinib)カプセルの発売を承認した。塩酸アンロチニブカプセルは中国が自主開発した創薬で、優先審査が行われた。

 肺がんは中国で発病率、死亡率共に高い悪性腫瘍の一つで、非小細胞肺がんは肺がん全体の80〜85%を占める。治療技術は進歩しているものの、余命半年未満の肺がんの新たな治療法が望まれていた。

 国家食薬監管局によると、塩酸Anlotinibは既に販売されているソラフェニブを基礎に開発した新薬で、3期の試験を経て、現在有効な治療法がない末期の非小細胞肺がんについて、延命効果があることが確認された。(c)CNS/JCM/AFPBB News