【5月18日 AFP】イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に所属するGKジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)が17日、今季限りでの退団を表明した。しかしながら、予想されていた現役引退については明言しなかった。

 40歳のブッフォンは今季、主将としてユベントスをリーグ7連覇とイタリア杯(Italian Cup 2017-18)4連覇に導いた。

 本拠地アリアンツ・スアジアム(Allianz Stadium)で会見に臨んだブッフォンは、「新たな2個のタイトルとともにこの冒険を終えることが重要だった。土曜日(19日)はユベントスでの最後の試合になる」と語った。

 パルマParma Calcio、当時はパルマAC)でもプレーしたブッフォンは、ホームで行われるエラス・ベローナ(Hellas Verona)戦で、ユベントスでの通算640試合目となるリーグ戦に臨む。

 ブッフォンはまた、現役続行か引退のどちらかになる自身の今後について、時間をかけて自分と向き合いたいと語った。

「今後どうするか? 土曜日に試合に出ることだけ、確実なのはそれだけだ。15日前までは引退を心に決めていたが、ピッチ内外からエキサイティングな提案をいくつか受けた。ピッチ外からのオファーで一番興味を引いたのは、(ユベントス)のアンドレア・アニェッリ(Andrea Agnelli)会長からのものだった」

「来週、数日かけて落ち着いて自分と向き合い、はっきりとした決断を下すつもりだ」

 イタリア国内メディアによれば、ブッフォンはイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)など、欧州トップクラブからオファーを受けているという。

 イタリア代表として176キャップを数えるブッフォンは、6月4日に行われるオランダ代表との親善試合で、代表戦に別れを告げる可能性もある。(c)AFP