【5月18日 AFP】米上院は17日、ジーナ・ハスペル(Gina Haspel)米中央情報局(CIA)副長官(61)を次期長官とする人事を承認した。一部の議員からは、ハスペル氏が過去にテロ容疑者の拷問に関与したことを問題視する声が上がっていた。

 ハスペル氏をCIA長官に就けるドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の人事案は、野党・民主党の議員数人の支持を受けて可決された。他の民主党議員らは、今回の採決は拷問に対する米国の立場を示すものになると警告していた。

 ハスペル氏は、先ごろ国務長官に就任したマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)前CIA長官の後任に就く。女性のCIA長官は同氏が初めて。

 ハスペル氏はロシア情勢の専門家で、秘密工作に従事してきた。(c)AFP