【5月17日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に臨むイングランド代表の登録メンバーが16日に発表され、ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督が若手を重用する中、ジョー・ハート(Joe Hart)とジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)という実力者が選考外となった。

 広く予想されていたとおりに代表戦通算75試合に出場した31歳のハートと、34キャップを誇る26歳のウィルシャーをメンバー外としたサウスゲイト監督は、期待にそぐわない結果を残している代表チームの力強い新たな時代を示そうと若手を選び、プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で活躍する右サイドバック、19歳のトレント・アレクサンダー・アーノルド(Trent Alexander-Arnold)を選出した。

 23選手の平均キャップ数は19試合で、これは1962年大会以降のイングランドでは最も経験値の浅いチームとなる。また、W杯初戦時点での選手の年齢でみると、2006年のドイツ大会(2006 World Cup)、1958年のスウェーデン大会に次ぐ史上3番目に若いメンバー構成となった。

 前回のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)に引き続き選出されたのはジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)やラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)、ダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)、ギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)の4選手となっており、チーム内にはW杯での勝利を経験した選手は一人もいない。

 イングランド代表は来週からトレーニングを開始し、来月2日にナイジェリアと、同7日にコスタリカとそれぞれ親善試合を行う。本大会ではグループGに入り、パナマ、チュニジア、ベルギーと対戦する。