【5月17日 AFP】女子体操選手への性的暴行を繰り返していたラリー・ナサール(Larry Nassar)被告が勤務していた米ミシガン州立大学(Michigan State University)は16日、同被告の被害者たちに総額5億ドル(約552億円)を支払うことで合意に至ったと発表した。

 同大学によると、332人の女性や少女たちの代理人と「包括的な合意」に至ったという。

 示談金のうち4億2500万ドル(約469億円)は被害者たちへ、残りの7500万ドル(約83億円)は今後被害を訴える人々のための信託基金に回されることになる。

 20年以上にわたり治療と称して虐待を行ってきたナサール被告は、今年1月に最長175年の禁錮刑を言い渡されている。(c)AFP